投稿者 NAUIインストラクター 赤木和義
スキューバダイビングのライセンス取得をするとCカードがもらえますが、このCカードの中にもレベルがあるということを知っていますか?ライセンスのレベルによって、潜れる深さや時間、インストラクターができるかどうかといった活動の幅も変わってくるのです。Cカードの発行団体もいくつかありますが、ここではNAUIを例にとって紹介していきましょう。
超初心者向け(ダイバーになる前段階)
「まずは海に慣れることから……」と考えている人には、初心者向けにあたる2つのコースをおすすめします!
スキンダイバー
スキンダイビングを行えるようになるコースです。器材は使わずに、素潜りに近い形で行われます。
トライスクーバダイビング
「ダイビングをやってみたいけど、どんなものか試してみたい」という方にオススメのコースです。いわゆる「体験ダイバー」です。水深12mまでをインストラクターとともにダイビングができるコースです。
初心者向け(ダイバーデビュー)
体験ダイビングの延長線上で、気軽にダイビングを楽しみたいという人には、比較的短時間で取得することができる、以下のライセンスを取得してみてはどうでしょうか?
オープンウォーターダイバー
水深18mの海域まで潜ることができます。ただ、日中の海に限られていて、暗い夜や洞窟でのスキューバダイビングを行うことはできないんです。一般的に、Cカード取得を目指す人は、まずこのオープンウォーターダイバーの認定を目指す人が多いんですよ。それほど難しいものではないので、誰でも気軽にチャレンジできるライセンスです。
中級者向け
オープンウォーターダイバーを取得したら、海中をより自由自在に楽しむために、次のステップを目指すことをおすすめします!
アドバンスダイバー
オープンウォーターダイバーよりも、さらに新しい環境、新しいダイビングスタイルを取得して、水深30mまで潜ることができるようになります。NAUIのライセンスを取得するなら、まずはアドバンスダイバーを目指してみてくださいね!
上級者向け
アマチュアダイバーを目指すなら、このカードの取得をおすすめします!
さらに、インストラクターを目指しているというなら、最初の一歩として受講してみてはどうでしょう?
マスターダイバー
このライセンスは、自身のダイビングのことだけでなく、バディのことを考え、さらにはチームの中でリーダーシップを取れるようなダイバーの育成が行われるライセンスになります。スキューバダイビング中のさまざまなリスクにも対応できる術をここで学ぶのです。
インストラクター向け
海の虜になり、「海の魅力をもっと多くの人に伝えたい!」、「スキューバダイビングに仕事として関わっていきたい!」というような考えを持つ人には、インストラクターのライセンスを取得できる、以下の2つを紹介します!
ダイブマスター
他のダイバーを連れて、ガイドをしながらダイビングすることができるライセンスです。さらに、NAUIの基準内であれば、体験ダイビングやファンダイビングを開催することが可能となるのです。
インストラクター
さまざまなコースを開催できる、インストラクターには以下のように数種類のライセンスがあります。
- インストラクター
- スペシャルティーインストラクター
- インストラクタートレーナー
- コースディレクター
いろんなスタイルを楽しみたい人向け
難易度の高い、特殊な地域などで安全に潜るために必要な知識を身に付けるライセンスです。SP(スペシャルティーダイバー)には、以下のように数種類のライセンスがあります。
- ライフセーバー
- レスキュー
- ディープダイビング
- ナビゲーション
- ダイビングイクイップメント
- ナイトダイビング
- ボートダイビング
- デジタルカメラ
これらのカードは、いずれも「国際認定ライセンスカード」で、世界的に使用可能な資格になります。自分が海中で何をしたいのかをしっかりと決めて、希望に合うライセンスを取得してくださいね。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- スキューバダイビングの基本情報2024.04.18【2024年版】スキューバダイビングってどんなスポーツ?初心者向けお役立ち情報
- スキューバダイビングの基本情報2020.07.31泳げない人でもできる?スキューバダイビング
- スキューバダイビングのライセンス2020.07.17スキューバダイビングのライセンスの種類
- スキューバダイビングの基本情報2020.06.30初心者向きダイビングツアーおすすめスポット