スキューバダイビングでは数多くの海洋生物と触れ合うことができますが、その中でもっとも高い人気を誇るのがイルカなんです。そんなイルカと一緒にシュノーケリングやスキンダイビング(素潜り)で泳ぐという「ドルフィンスイム」が昨今ますます注目を集めているのを知っていましたか? ここではそのドルフィンスイムについて解説していきますね!
ドルフィンスイムとは?
イルカという生物を嫌いな人はあまりいないですよね? 優しくて愛くるしい風貌、知性すら感じさせるその行動規範……イルカという生物は存在自体が「癒し」そのものと言えますよね。イルカと一緒に泳ぐことで実際に心の安定を図る「ドルフィンセラピー」というものもあるほどでなんですよ!
これは「アニマルセラピー(動物介在療法)」の一種で、イルカと一緒に泳ぐことでストレスが軽減されたり、精神安定のために役立つというもの。このようにドルフィンスイムは精神に良い影響を与えるということが言われているのです。
そんなココロもカラダもリラックスできるドルフィンスイムはどうやったら体験できるのでしょう?
まず、イルカと泳ぐには資格も免許も必要ないんです! ドルフィンスイムに必要なのは最低限、足のつかない深さの海で落ち着いていられる冷静さと健康な身体だけ。体験ツアーではまずシュノーケリングのレクチャーを受けた後、ダイビングインストラクターと一緒に海に出てイルカとの時間を過ごします。
ドルフィンスイムのおすすめスポット
まずドルフィンスイムで有名なのが、伊豆諸島の中に位置する御蔵島です。御蔵島は東京から南へ200km、三宅島の南18kmに位置する人口300人ほどの小さな島。ここには昔から野生のミナミハンドウイルカが住みついていて、海に入るとすぐに「キュィーキュィー」といった鳴き声が聞こえてくるんです。
隣の三宅島、利島でもドルフィンスイムはできるので、東京在住の人はまずはこの伊豆諸島周辺で体験してみるのが一番簡単かもしれませんね。
それ以外では、石川県の七尾湾に浮かぶ能登島もドルフィンスイムのメッカとして有名です。数年前から住みついた野生のミナミハンドウイルカが家族を増やし、今や10頭を数えるまでになっているのです。
日本だけでなく、海外でもドルフィンスイムが体験できるスポットは数多くあるんです!その中でももっとも人気なのは、某テレビ番組の視聴者投票でも1位に選ばれたことのあるジープ島。ここはグアムから飛行機で1時間半の位置にある、ミクロネシア連邦という国のチューク州にある島なんです。ここにはミナミハンドウイルカとハシナガイルカが生息しており、なんと運が良ければ親子イルカと出会えることもあるんです。
いかがでしたか? イルカと一緒に泳げるなんてなかなか体験できることではありません。イルカに出会えたら、インストラクターの言うことを守ってイルカの嫌がることを避け、楽しく過ごしましょうね。イルカは基本的に人懐っこくて、フレンドリーな生き物。いいタイミングで出会えたならば、きっと一生の思い出になるような素敵な関係を築くことができますよ!
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