スキューバダイビングのライセンスを取ったならさっそく海へと飛び出しましょう! まずはやっぱり言葉が通じる国内から。安全性も保障付きです。さらにはダイビング以外に観光も楽しみたい!――そんなふうに旅行のプランを考えるのはなによりも楽しい時間ですよね。
日本国内ではどんなダイビングスポットが有名なのか、ここでは主なものを挙げてみましょう!
慶良間諸島(けらましょとう)
ダイビングスポットと言えば、一番最初に思い浮かぶのが沖縄でしょう。その中でも沖縄から40km西に位置する、慶良間諸島は沖縄の海の中でも1、2を争う透明度が自慢の世界的なダイビングスポット。
数十メートル先まで見渡せる海中に色鮮やかな熱帯魚が舞い踊り、どこまでも青い海面は「ケラマブルー」と呼ばれ絶世の美しさを誇っています。
さらに、慶良間諸島はウミガメの産卵場所としても有名。運がよければ海中で彼らと一緒に泳げることもあるかも……。慶良間諸島は大小20あまりの島々から成り立っていて、那覇から船で20分~1時間という立地の良さも人気が高い要因のひとつとなっています。
与那国島(よなくにじま)
与那国島は日本最西端に位置する絶海の孤島。ここから一番近い島は台湾で、那覇空港と新石垣空港から、離島専用飛行機のエアコミューター機が飛んでいます。
与那国の特徴として挙げられるのが、サメの一種であるハンマーヘッドシャークを代表とする大物が見られること。ジンベイザメ、イルカ、クジラ、イソマグロ、ロウニンアジ、バラクーダなどの迫力ある魚影にはきっと息を呑むはず。
そして、与那国でもうひとつ見逃せないのが、十数年前に発見された海底遺跡。人工的なものか自然のものか、いまだ解明されてないこのミステリースポット、ぜひ人生で一度は訪れてみたい!
伊豆半島
東京から直線距離で100kmというアクセスの良さから、都会に暮らすダイバーたちに重宝されているエリアで、半島をぐるりと取り囲むように好スポットがひしめいています。
主なところでは駿河湾に約1km突き出した半島、別名・琵琶島とも呼ばれている大瀬崎、1964年に日本初の本格的ダイビングセンターとしてオープンした伊豆海洋公園、ウミガメと遭遇することもあるという稲取など。
四季折々の海の景色を楽しめるのが魅力で、ビギナーからベテランまで誰もが満足できる奥深いスポットと言えるでしょう。
伊豆諸島
大島、新島、利島、式根島、神津島、三宅島、八丈島などの島から構成される伊豆諸島。東京竹芝のターミナルから高速ジェット船や大型客船が出ており、週末は多くのダイバーで賑わっています。
東京からもっとも近い大島は、高速ジェット船で2時間弱の距離で、年間を通して透明度が高いのが自慢。他にも三宅島はダイナミックな地形に特徴があり、八丈島は黒潮の通り道にあたるため大型回遊魚との遭遇率が高く、海が藍色に輝いているなど、島それぞれの個性を楽しむこともできます。
ちなみに伊豆諸島のさらに先にある小笠原諸島もダイバー憧れの地と言われ、秘境の名残をとどめた風景は見応え十分です。
石垣島
日本最南端に位置する八重山諸島の中心となる島が石垣島です。那覇空港から飛行機で1時間ほど飛ぶと、特徴のある赤い瓦屋根が見えてきます。石垣島と言えばなんといってもマンタでしょう!
ゆっくりと舞い泳ぐその姿を観察するために、世界中のダイバーが押し寄せて来るほど。基本的に島全体がダイビングに適しており、米原沖では八重山諸島一番のサンゴ礁を見ることができるんですよ!
上に挙げた以外でも和歌山県の白浜や串本、高知の室戸岬・甲浦、愛媛の宇和島・宿毛湾などがダイビングスポットとして有名です。さまざまなツアーに積極的に参加して、日本の海の多様性をぜひ楽しんでくださいね。
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